ヘルパーステーションいしがき

開設理念

PHILOSOPHY

「ヘルパーステーションいしがき」開設理念

管理者 吉田和弘

資本主義社会は、その存立基盤たる利潤の源泉である「商品」を中核として成立しているが、その商品が「物」である業界と、商品が「行為」である業界に大別できる。前者は、製造業(商品の製造)、卸売業(商品の取引仲介)、小売業(商品の販売)であり、後者は、金融業(資金サービス)、情報産業(ITサービス)、言論・出版業(知識提供サービス)、流通業(物流サービス業)、観光業(娯楽提供サービス)、公務(行政情報サービス)等に分類されている。

障害者・高齢者の支援業務は、一面では、商品が「行為」であるサービス業であるが、他面では、国が憲法第25条第2項により実施の責務を負っている社会福祉業務を、その前線で担っており、この意味で公務でもある。
この業務は、いくつかの重要な点において、他の業界の職種と異なっている。

第一は、精神的又は身体的弱者に対する、「行為」による精神的・身体的サービスの提供という、目立たないが、しかし、被提供者にとっては、憲法第25条第1項に定める「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(生存権)」保持に不可欠な業務であることである。
第二に、従事者の身体及び精神にかなりの負担を伴う業務であることである。
第三に、国が行うべき業務の前線を一手に担っているにも拘わらず、利潤の追求を中核とする他の業界と比べて、長い間、低賃金を甘受してきていることである。

当事業所はヘルパーステーション「いしがき(石垣)」と称する。それは、以下の理由に基づく。

第一に、石垣は、城下町金沢の象徴的存在であるため、金沢市小立野から発祥する事業所のイメージに適合し、かつ、例え小さくても、国の土台(責務)を支える石垣の一つの石たらんとする意志を示すことができる。
第二に、「人は城、人は石垣」(武田信玄)の考えに、設立趣旨が適合することである。ここに言う「人」とは従業員を意味する。

開設資金も乏しく、ささやかな最低限の資金で事業を開始するため、十分な施設(=城)もないが、目いっぱい、従業員(=人)を大切にしていく、という趣旨である。

以上